円成寺  ( えんじょうじ )
所在地 奈良県奈良市忍辱山町1273
由 緒 『和州忍辱山円成寺縁起』(以下『円成寺縁起』と略称)は、奈良時代の創建を伝え別の縁起には延喜年間(901年 - 923年)の創建を伝えるが、いずれも伝承の域を出ないものである。
『円成寺縁起』によれば、この寺は鑑真とともに渡日した唐僧の虚滝(ころう)が天平勝宝8歳(756年)に聖武天皇の勅願で創建したという。
『和州忍辱山円成寺略言志』も同様の創建縁起を伝えるが、虚滝なる僧については他に確認できる史料がない。
一方『忍辱山知恩院縁起』によれば、この寺は京都東山鹿ケ谷に円成寺を建立した益信という僧が、延喜年間に大和国忍辱山を訪れこの地に寺を建てて円成寺と号したという。
御本尊 木造阿弥陀如来坐像
参拝日 2025年3月25日


楼門 (応仁2年(1468年)再建、重要文化財)
護摩堂
本堂 (阿弥陀堂、国重要文化財)

多宝塔 (1990年(平成2年)再建)
鎮守社拝殿 (延宝3年(1675年)建立、市有形文化財)
白山堂(国宝)   春日堂(国宝)
(安貞2年(1228年)春日大社の本殿を移築、春日造社殿の現存最古)
鐘楼 (寛文7年(1667年)再建)

 

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